隣のマネージャーさん。~番外編~
「いいんだよ、夕夏は大事な家族なんだから。」
そう言うと、少し眉を寄せてから笑った。
「ありがとう、兄ちゃん大好き!!」
そう言われて、俺はポカポカと胸のところが温かくなるのがわかった。
頑張らなきゃな、と改めて思った。
次の日の朝。
俺は兄ちゃんに起こされた。
「おい、叶多、今日も朝練あるんだろ?」
「あー!!いっけない、そうだ!!寝坊したー!!!!」
そう言いながら着替えて顔を洗ってると、
「叶多、おむすび作っといたから食ってけよー。」
「ありがと!!いっへひはーふ!!」
「はいはーい。」
俺はタカ兄ちゃんが作ってくれたおにぎりを頬張りながら走ってると悠と遭遇した。
「んぐっ……悠じゃん!!」
「あ、おはよう!!お前も寝坊?」
「うん、悠も?だよな!!」
2人ともそれ以に何も言わずに猛ダッシュした。
「あー、悠くん!!叶多くん!!!!」
「ソーダも寝坊かー?」
「はぁ、はぁ、……けほけほっ、うん。」
「珍しいな、昨日も居眠りしてたしな。」
「うん……今日も寝過ごしちゃって、最近忙しいから。」
はは、と笑うとみんなん心配された。
「ちゃんと寝なきゃ駄目だよ?」
「そうだぞ、忙しいのはわかるけどさー」
「ありがとう、大丈夫だよ。」