ファインダー越しの恋
シズさんの存在は、俺にとっては手の届かない憧れの人だった。

時々お使いに行っては、今日は会えるかとそわそわしながら奥を覗き込む。


シズさんに会えなかった時は、お使いの帰り道がやけに長く感じられたもんだ。
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