ファインダー越しの恋
まずは学校に入って学ばなければと思い、会社を退職して東京へ戻ることにした。

ところが、なぜか中国から日本への切符がなかなか手に入らない。

荷物の運送も受け付けてもらえず、手荷物1つで満州から朝鮮を経由してやっとの思いで下関にたどり着いた。


後から分かったのだが、ちょうど大東亜戦争勃発直後の混乱のさなかだったようだ。


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