ファインダー越しの恋
「実は君に頼みがあってな」

「はい!」

「入隊の試験で100点満点だったのは、君と大阪大学の助教授の2人だけだったんだよ。
阪大の先生はご年配なので、我々も気軽に声をかけるわけにもいかんのでな。
君、今後は我々に数学の分からないところを教えてくれないか」

「はい!もちろんであります!」

「時々こうやって呼ぶから、まあ1つ頼むよ」
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