ファインダー越しの恋
5月に再び教官室に呼ばれた。


「君は成績優秀で、常に学校のトップだ。
卒業式では、代表で校長から卒業証書を受け取るようにしてくれ」

「はい!」

「それから、卒業後の配属は海軍技術研究所に決まったよ」

「ありがとうございます」

「君はとても優秀だ・・・
それに、体力はあまり無いようだから、戦場に行くより、種馬としてお国の役に立ちなさい」

「は、はい!」
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