ファインダー越しの恋
第7章 再会
敗戦の知らせがあってらは、片付けや兵器関係の書類を焼却するのが俺たちの仕事だった。


8月19日になって、戸主長男はクニヘ帰れという命令が出た。


米や缶詰や毛布がかなりの量配給されたが、持ち切れなくて半分以上置いて帰った。

どうやら、地下防空壕の倉庫に溜め込んでいたものらしい。
< 57 / 100 >

この作品をシェア

pagetop