キスしたくなる唇
「わたしに彼氏がいたら?」

「いたら?でしょ? 千秋さんのことはちゃんと情報入ってるから。恋人はいない」

「怜央……」

 本当になにかのドッキリじゃないかと思った。怜央がずっと想っていてくれたなんて……。

「怜央、わたしも好きだったの」

 わたしの告白に怜央は嬉しそうに笑う。

「俺たち、遠回りしていたね」

「そうみたい」

 瞳を合わせ、クスリと笑みがこぼれる。

「じつはね? あのフリップに怜央の唇が載っているの。やっぱり一番人気だった」

「俺の唇が?」

「本音を話すと、その唇を見てからずっと意識しっぱなしだったの」

 正直に話すと、恥ずかしくて目を伏せる。

 怜央の指がわたしの頬を撫でるように触れてから上を向かされて。

 怜央の唇が重なり……

 とろけるような甘いキスを落としてくれた。

。*:.* ♡ *.:*:.* ♡ *.:* 。

~ とろけるような甘いキス ~

。*:.* ♡ *.:*:.* ♡ *.:* 。
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