幽霊ごっこ
異変
序章
理恵の異変を感じたあの日、
学校が終わってから
理恵の彼氏である昂くんにも
話を聞こうと思い
昂くんの家に向かっていた。
そして、昂くんの家に着いた時
あたしは目を疑った。
なぜならそこに理恵の姿だあったからだ。
予想だにしていなかった状況に
あたしの足は地面に根っこが生えているんじゃないか
と思ってしまうくらい足が動かなかった。
あたしが立ちつくしていると
理恵があたしに気が付き
「あっ、ほたる
どうしたの?
なんでここにいるの?」
今まで見たこともないような
冷たい目であたしに言い放った。
あたしは何も言えなくなってしまい
ただただ茫然と理恵を見つめることしか
できなかった。
「なんでだまってるのー?」
理恵はさっきと打って変わって
いつもどうりの可愛い笑顔で
あたしに問いかけてきた。
「あ、えっとちょっと聞きたいことがあってね・・・?」
「あ、そうなのー?
ほんとにほたるは勉強熱心だねっ
見習わなきゃだー、ってことで
私、帰りまーす。バイバイ、ほたると昂くんっ」
怖いくらいの笑顔で理恵はそう告げた。
「おう、じゃーな。理恵」
「あ、バイバイ。理恵」
手を振りながら去っていく理恵を
横目にあたしは昂くんに話し始めた。
「理恵の様子おかしいと思わない?」
「実は俺も思ったんだ。
いつもは昼休み、俺のとこくるのに
今日は来ないし、さっきそのことについて
聞いてみたら、忘れてた。だって・・・
今まで一回も忘れたことないのに・・・」
「笑い方とか変わったような気がする
雰囲気とかも・・・」
「まー、なんかあいつも心が
不安定だったりするんじじゃねーの?」
「うーん、そうだといいんだけど・・・」
「とりあえず、理恵のこと見守ってやろーぜ」
そう言ってにこっとほほ笑む昂くんに
これ以上理恵が変わったことを
言う気になれなかった。
今思うとなぜこの時
理恵のことを
大切に思って
対処してあげられなかったんだろう・・・
学校が終わってから
理恵の彼氏である昂くんにも
話を聞こうと思い
昂くんの家に向かっていた。
そして、昂くんの家に着いた時
あたしは目を疑った。
なぜならそこに理恵の姿だあったからだ。
予想だにしていなかった状況に
あたしの足は地面に根っこが生えているんじゃないか
と思ってしまうくらい足が動かなかった。
あたしが立ちつくしていると
理恵があたしに気が付き
「あっ、ほたる
どうしたの?
なんでここにいるの?」
今まで見たこともないような
冷たい目であたしに言い放った。
あたしは何も言えなくなってしまい
ただただ茫然と理恵を見つめることしか
できなかった。
「なんでだまってるのー?」
理恵はさっきと打って変わって
いつもどうりの可愛い笑顔で
あたしに問いかけてきた。
「あ、えっとちょっと聞きたいことがあってね・・・?」
「あ、そうなのー?
ほんとにほたるは勉強熱心だねっ
見習わなきゃだー、ってことで
私、帰りまーす。バイバイ、ほたると昂くんっ」
怖いくらいの笑顔で理恵はそう告げた。
「おう、じゃーな。理恵」
「あ、バイバイ。理恵」
手を振りながら去っていく理恵を
横目にあたしは昂くんに話し始めた。
「理恵の様子おかしいと思わない?」
「実は俺も思ったんだ。
いつもは昼休み、俺のとこくるのに
今日は来ないし、さっきそのことについて
聞いてみたら、忘れてた。だって・・・
今まで一回も忘れたことないのに・・・」
「笑い方とか変わったような気がする
雰囲気とかも・・・」
「まー、なんかあいつも心が
不安定だったりするんじじゃねーの?」
「うーん、そうだといいんだけど・・・」
「とりあえず、理恵のこと見守ってやろーぜ」
そう言ってにこっとほほ笑む昂くんに
これ以上理恵が変わったことを
言う気になれなかった。
今思うとなぜこの時
理恵のことを
大切に思って
対処してあげられなかったんだろう・・・