愛の言葉-偽り-

一生懸命綴ったであろう手紙を俺は破り捨てる。

重いんだよ。

長文な手紙なんてただのゴミだ。


俺は、世間的に見るとひねくれてんのかもしれない。


確かに、そうかもな。

寄ってくる女は全部、[恋人]っていう肩書きがほしいだけ。

怒り狂った女は
「あんたみたいな最低男、願い下げよ!!」


そんな女…俺だって願い下げだ。




でも、そんな俺が君を好きになった。

突き動かされる心。

やんわりと笑う君に目を奪われる俺。



伝えよう。

言わないと、伝わらないことがある。


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