指切り
そして一時間ほど話し込んだ時、いきなり空が明るく光りものすごい音と共に雷が鳴った。
ドゴォォォォン!
「うわっ!?凄い音…」
厚い雲がゴロゴロとうなり、雨もさっきより激しくなっている。帰れるかどうか心配していた私はふと、楓香ちゃんを見た。すると楓香ちゃんは自分の体を自分で抱き締め、震えている。
「楓香ちゃんどうしたの!?」
私はどうしていいか分からず、とりあえず楓香ちゃんの側に寄った。
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