闇に響く籠の歌
幕間
『ねぇ、きいた?』
『何を?』
『また出たんだって』
『またって、例のヤツ?』
『そうそう』
『え、ホント? 今度はどこ?』
『えっとね。どっかの雑居ビルの一階だって』
『どっかって、嘘っぽい。ホントなの?』
『ホントだってば~ あたしの兄貴が聞いたんだもん』
『聞いたって、かごめかごめ?』
『そうよ』
『ホントならヤバいじゃん。あんたの兄さん、無事だったの?』
『生きてるよ。でも、死んでくれた方がよかったのに。アイツってウザいし』
『そんなこと言うものじゃないよ。でも、ホントだったんだ』
『だよ~ でもさ、なんか凄くね? かごめが聞こえたら人が死んでるって』
『思う思う。何かたたりでもあるの?』
『そんなのわかんない~ でもさ、たたりっていうより、楽しくない?』
『かも。気に入らないヤツがこれ聞いてたらって思うもんね』
『だよね。だよね』
『そうだ。また、そんなことあったら教えてよ。近くなら見に行きたいじゃん』
『分かる~ じゃ、お互いに情報交換』
『OK。じゃ、またね』
『うん。またおしゃべりしようね』
『今度はいつ?』
『いつでもいいじゃん。気が向いた時ってことで』
『何を?』
『また出たんだって』
『またって、例のヤツ?』
『そうそう』
『え、ホント? 今度はどこ?』
『えっとね。どっかの雑居ビルの一階だって』
『どっかって、嘘っぽい。ホントなの?』
『ホントだってば~ あたしの兄貴が聞いたんだもん』
『聞いたって、かごめかごめ?』
『そうよ』
『ホントならヤバいじゃん。あんたの兄さん、無事だったの?』
『生きてるよ。でも、死んでくれた方がよかったのに。アイツってウザいし』
『そんなこと言うものじゃないよ。でも、ホントだったんだ』
『だよ~ でもさ、なんか凄くね? かごめが聞こえたら人が死んでるって』
『思う思う。何かたたりでもあるの?』
『そんなのわかんない~ でもさ、たたりっていうより、楽しくない?』
『かも。気に入らないヤツがこれ聞いてたらって思うもんね』
『だよね。だよね』
『そうだ。また、そんなことあったら教えてよ。近くなら見に行きたいじゃん』
『分かる~ じゃ、お互いに情報交換』
『OK。じゃ、またね』
『うん。またおしゃべりしようね』
『今度はいつ?』
『いつでもいいじゃん。気が向いた時ってことで』