ヤクザは嫌い、です。




「その…バカにしないでよね。」



朱莉はうつむいたままポツリと言った。




「…へ?」



なんだか拍子抜けしたんだけど…



朱莉のことだから、無茶苦茶言ってくるかと思ったのに…



ってか…それ…
何て可愛い条件なんだよ!!



そんなの…



「…バカにするわけねーじゃん。」



俺が呟くと、



「え?てことは、…教えてくれるってこと?」



って、



ちょ!!朱莉…そんな上目遣いの表情で俺の顔を覗き込まれても…!!

















< 150 / 263 >

この作品をシェア

pagetop