ヤクザは嫌い、です。




確かに…今まで両親と幸せに暮らしていたあの家で、1人で暮らすのは…耐えられないかもしれない…




かと言って、事務所兼自宅のこの家で、おじいちゃんと暮らすのも…無理かもしれない。




これは…ヤクザ嫌いの私に対しての、おじいちゃんなりの配慮なのかも、ね。





……




「…分かった。」




絶望した私は、いつの間にかそう呟いていた。









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