ヤクザは嫌い、です。
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ようやく俺の住んでいるアパートの一室についた。
見ると朱莉の荷物であろうダンボール箱が二個置かれている。
「…本当にここに住むのか…」
そう言うのは後ろに歩いていた朱莉。
「てか何持ってきたんだろ…これ。…てか、勝手に持って行くなんて訳分かんない」
…まだブツブツ呟いてるし…
…そんなに俺と一緒に住むのが嫌か?
まぁ、俺だって組長に言われたから引き受けたってだけだけどさ。