ヤクザは嫌い、です。
「だから後は私がなんとかするから大丈…」
そう言いかけたとき、また突然朱莉の体がフラつきーーーーー
「っ!!おい!」
俺は慌てて体を支えに入る。
「…あー、もうやっぱ朱莉は寝てろ!これは…俺がなんとかするし。」
「大丈夫だよ、ちょっと目眩がしただけで、これくらい…」
「大丈夫じゃねーだろ!ほらほら!」
俺はそう言いながら
なかば強引に朱莉をキッチンから追い出す。
朱莉は「えぇー…」とか言って渋ってたけど…
いや、確かに俺も1人でなんとかなるかは分かんねえけどさ…
…まぁ、大丈夫だろ。うん。