ヤクザは嫌い、です。
「うん。おいしい。」
そう言うと朱莉はニコリと微笑んだ。
…っあー…よかった。
何故か気が抜ける俺。
「…なんなの、その優斗の反応は…」
「え?いや別に…え、なんか変な反応したか?俺…」
「なんでそんなホッとしてるの…。そんなにお粥作るの緊張したの?」
「なんでそうなるんだよ!」
まあ…確かに味が心配ではあったけどさ…!
俺料理とかマジでしないし!
…ん?ということは…当たってる…?
いや、でもお粥ごときに緊張なんて…!
すると、そんな俺を見ていた朱莉は
「…私は毎日ご飯作ってるのに…これだけで緊張だなんて。…まぁ普段料理してないからね。」
そう言いながらお粥を食べ進め…