ヤクザは嫌い、です。
「べ、別に俺大したことしてねーし…」
冷静を装って何とか答えるも、
「ううん。優斗が居てくれて、助かった。ありがとう。」
やけに素直だからか何なのか…
また少し微笑んでそんな可愛いことを言うとか…!////
「え、あー!俺片付け残ってるんだったわ!あ、朱莉それ食べたんだったら食器片付けるから…ほら、貸せ!」
「?うん。」
照れて顔が少し赤くなったのを悟られないようにするため、
俺はバタバタと片付けの準備を始める。
……でも、そうか。
朱莉が笑顔になったの…体調悪くなってからは初めてだ。
片付けている間もそんなことばかり考える俺。
…あー、だからホッとしたのかもな。
…俺の大好きな、
朱莉の笑顔を見れて。