ヤクザは嫌い、です。




☆★☆★☆★☆


そしてひと段落して、朱莉の様子を見に行くと…



「…寝てねぇのかよ!」



片付けも(効率悪いから)やけに時間かかったし、もう寝てるのかと思いきや


朱莉は普通に起きていた。




「いや…眠くなってきたんだけど、あのイルカのぬいぐるみがどうしたのか気になって。」




「突然だな…。」



イルカのぬいぐるみ…って昨日のか。


まぁ…朱莉あれ気に入ってたけど。



「…まさか、あの後返しちゃったとかないよね?…いや、もしかして捨てちゃったり…」



「ねーよ!ちゃんと持ってきたから!ほら!」



そう言って俺は押し入れからぬいぐるみを出して朱莉に渡した。



…なんて疑り深いやつだ…!





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