ヤクザは嫌い、です。



なんで、どこに拒否する要素があるんだよ!



ただ名前を呼ぶだけじゃねぇか!




「…一体何が嫌なんだよ…!」



脅すように言ったから少しはビビるかと思ったけれど、朱莉は平然としている…。

と思っていると朱莉が口を開いた。


「だって見るからに年上だし、なんか申し訳ないし、その…」



最後の方はうつむきがちに言った。






< 33 / 263 >

この作品をシェア

pagetop