ヤクザは嫌い、です。




「でも、大会までもうちょっとじゃん!せっかく、高3で最後の試合だったのに…」



そ、そうだけど…




「でも私が退院したのって一昨日だし。逆に時間がなさ過ぎて無理だったと思うしね。だから、逆にこれでよかったんだって。」



紗理奈を心配させないように私はまた少し微笑みながら言った。




…まさかこの光景を見てたなんて。









< 63 / 263 >

この作品をシェア

pagetop