黒瀬くんの恋模様。



「んだと?」



男から笑顔が消える。



「ふみちゃん、連れてっちゃっていいよ~。どっちにしろ結果かわんないからさ」




ふっと笑いながら頬杖をついた麗子サン




どういうことだ?




「…そろそろかな。3…2…1…」




「警察だ!!!!動くな!!!!」




麗子サンのカウントダウンとともに入ってきた警察。




いつの間に通報してたんだよ…



涼をみると申し訳なさそうに微笑んでいた。



「くそっ!!!!」




警察に取り押さえられて暴れる男



「ハル!!!」



文香は自由に動けるようになるとハル先輩のもとへ駆け寄っていった。




「ハル!ハル!ハル!!!!」




反応しないハル先輩




「ハル、ハル…ハルぅ!!!」





泣き叫ぶ文香の声




そして遠くから救急車のサイレンが聞こえていた…


























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