ねえ、大好きっ。



公園に着くと、もうみんな集まっていた。

「ごめーんっ!遅くなった!」
顔の前で両手を合わせ、謝るあたし。


「あーっ!瑠衣遅いよお〜」
そお言って早く!と手招きをする愛美


愛美は、あたしの中学の同級生だ。
愛美、美優、涼介、竜也、あたしの
5人でいつも遊んでいる。

涼介と竜也は、一つ年上で
美優は一つ年下だった。


「今日なにするやー?」
と、涼介の発言と共に、みんなが考え込む。

すると竜也が
「あ、俺の連れ一人くるから足も揃うしどっか出掛けようぜ〜!」

それわいい案だ!とみんな賛成。

しばらくするとバイクの音が近づいてきて
あたし達のいる公園の横で止まった。


背の高いすらっとしたちょっと怖そうな人。

それがあたしの第一印象。

真っ黒な髪は綺麗にオールバックに
してあって、ジーパンにダウンを着ていた




*°.~*°.~*°.*°.~*°.~*°.


ねえ、誠也。
この時あたし、誠也の事嫌いだった。
なんなのこいつって思ってた


こんなに大好きになるなんて
全然思ってなかったよ

笑った顔がとっても可愛い誠也。



その笑顔を見れるのは、あたしだけ
だって思ってた。


誠也、ちゃんと笑えてますか?




*°.~*°.~*°.*°.~*°.~*°.


「おー!誠也!久しぶりだな。ちゃんと学校行ってんのか?」

「相変わらず元気そうだな。あ?あー朝起きれねーんだよ。」

誠也と竜也は、二人で少し話をして
すぐにあたし達の元へと来た。


「こいつ、俺の中学の同級な!な、誠也!」

おう。
とだけ返事をして、たばこを吸い始める誠也。


わり!こいつ人見知りなんだわ!
そお必死にフォローする竜也。

< 2 / 3 >

この作品をシェア

pagetop