ねえ、大好きっ。
公園に着くと、もうみんな集まっていた。
「ごめーんっ!遅くなった!」
顔の前で両手を合わせ、謝るあたし。
「あーっ!瑠衣遅いよお〜」
そお言って早く!と手招きをする愛美
愛美は、あたしの中学の同級生だ。
愛美、美優、涼介、竜也、あたしの
5人でいつも遊んでいる。
涼介と竜也は、一つ年上で
美優は一つ年下だった。
「今日なにするやー?」
と、涼介の発言と共に、みんなが考え込む。
すると竜也が
「あ、俺の連れ一人くるから足も揃うしどっか出掛けようぜ〜!」
それわいい案だ!とみんな賛成。
しばらくするとバイクの音が近づいてきて
あたし達のいる公園の横で止まった。
背の高いすらっとしたちょっと怖そうな人。
それがあたしの第一印象。
真っ黒な髪は綺麗にオールバックに
してあって、ジーパンにダウンを着ていた
*°.~*°.~*°.*°.~*°.~*°.
ねえ、誠也。
この時あたし、誠也の事嫌いだった。
なんなのこいつって思ってた
こんなに大好きになるなんて
全然思ってなかったよ
笑った顔がとっても可愛い誠也。
その笑顔を見れるのは、あたしだけ
だって思ってた。
誠也、ちゃんと笑えてますか?
*°.~*°.~*°.*°.~*°.~*°.
「おー!誠也!久しぶりだな。ちゃんと学校行ってんのか?」
「相変わらず元気そうだな。あ?あー朝起きれねーんだよ。」
誠也と竜也は、二人で少し話をして
すぐにあたし達の元へと来た。
「こいつ、俺の中学の同級な!な、誠也!」
おう。
とだけ返事をして、たばこを吸い始める誠也。
わり!こいつ人見知りなんだわ!
そお必死にフォローする竜也。