ねえ、大好きっ。
「んで、どっか出掛けるって話どおなったのお〜?」
退屈そうに嘆く愛美。
「お、そうだった!誠也、みんなでどっか行こうぜ!」
「後ろ、男が乗るならいいけど。俺が女乗せねーの知ってるだろ、竜也。」
竜也わ苦笑いしながら誠也を説得しに行った。
しばらくして戻ってきて瑠衣!と呼ばれた
「瑠衣、お前誠也の後ろな!」
え?なんでわたし?みたいな顔に竜也が
気付き、こそっと耳打ちをされた。
「こいつ女の子苦手でさ、お前が一番サバサバしてっから!」
と、ペロッと舌を出してポンと背中を叩かれた。
そんなこんなで、竜也と愛美
涼介と美優、誠也とあたしの組み合わせで
この寒い中海に行く事になった
*°.~*°.~*°.*°.~*°.~*°.
誠也?あの時誠也に出会えて
ほんとによかったよ。
こんなに暖かい気持ちを知る事が
できたのわ全部、誠也のおかげだよ。
もう一度誠也に会う事ができるなら
もお絶対に離さないよ。
ずっとずっと、誠也のそばにいるよ。
*°.~*°.~*°.*°.~*°.~*°.
20分くらい単車を走らせて海に着いた。
海に着くまでの間、他の子達わ
きゃーきゃー騒ぎながら楽しそうだった
誠也とあたしわと言えば、終始無言。
乗る時の、お願いします。と、
降りる時の、ありがとう。のみだ
海に着いて、すぐ愛美と美優の元に
駆け寄り、その事を話した。
「えー!何それ!ちょおつまんないぢゃん!笑」
美優はそお言ってケラケラ笑っていた。
「いや、全然笑えないから、まぢで。笑」
「まあ、しゃーない!諦めよ!」
と、愛美。
まあ、確かに仕方が無い。
こっちわ乗せてもらってる側だし
と、自分に言い聞かせた