武士 × JK = "時空恋愛"

これ以上、思いを馳せられるのは面倒だ

俺の素性を隠し通してきたアイツには悪いが

覚えている範囲で、俺は自分のことを話した



「へぇ~..つまり、この世界に

 時空を越えてやってきた..って事ですね?」


「まぁ...そんなとこだな。

 目が覚めた時にはここにいた。理由はわからん。」


「ど~りで、なんかおかしいと思いましたっ。

 あかりの部屋には刀が置いてあったし、

 今時、和服の人なんていませんからね~。」


「あいつは、知らない世界に迷いこんだ俺を....

 戸惑いながらも受け止めてくれた。

 この世界での居場所を作ってくれたんだ。」


「あかりは優しいですからね~。

 じゃあ..あかりの好きな人って、トシさんなんだ~。」


「......あぁ。」
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