やっぱり君にコイをする。『短編』
「ばかばかばかばかばかばかばかばかばかばぁっ!!!!
……びっくりさせないでよ………海、窓から飛び降りたから大ケガでもしたかと思って…………」
「小読……」
ぎゅうっ
「なっ………」
海!!?
私は、今、海の腕の中にいる。
つまり、私も宙に浮かんでいるということ。
「ゴメンな。泣くほど小読が心配してくれるなんて、思わなかった。……サイテーだな、俺。
…でも、俺は一生小読から離れない。絶対、小読のこと離さない。」
え………
それって、まさか……………
と…………
海が外から学校の中に入った。
私は、廊下に足を着いた瞬間、その場に座りこんでしまった。