今日も今日とて限りとて
後ろから声がした。

振り向くとそこには、黒いマントに身を包んだ同い年くらいの男の子がいた。


「あんた、誰よ………。」

「僕は死神。K。君を迎えに来た。」

「どこへ?」

「ひとつしかないでしょ。」


Kと名乗る男の子は私以外に見えていないのか、誰も気に止めない。





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