今日も今日とて限りとて
何日かたったある日、屋上で、


「あのさ、………ドーナツ食べる?」


そう言って、近所のドーナツ屋さんの袋をクラスメイトの男子が差し出してきた。

それまで泣いていた私は、驚いて涙は止まり、可笑しくて笑い出した。

そしたら彼も、笑い出した。




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