今日も今日とて限りとて
最初はいつもの調子だったのに、だんだん消え入るような声になっていった。

中に入りそっと戸を閉めた。


「うん、関係ないよ。でもさ、泣いてるオンナノコほっとけないでしょ。」


俺が話しかけたことによって止まっていた涙は、
俺の言葉によってまた流れだした。




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