今日も今日とて限りとて
二人に眺められながら勉強するのにだんだん耐えられなくなり、

私はとうとう机に突っ伏した。


「どしたん加奈ちゃん、寂しいん?」

「加奈ちゃん言うな!」


あいつがにやにやしながら私に問いかける。

下の名前を呼ばれ少しドキッとするが、それを隠すようにそっぽを向き答える。




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