今日も今日とて限りとて
後一週間で一年が経とうとしているとき、やっと、あいつが来てくれた。


「よぉ、やっと来てくれたのか。」


本当は、嬉しくて嬉しくて泣きそうで、精一杯の強がりだった。


「ごめんね、ずっと来れなくて。」


彼女はどこか泣きそうだった。




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