何度も。

コンビニに着き
れいくんを探した。

「るーいーちやん♪」

そう言って笑いながら
コンビニから出てきた
れいくん。

「すぐ近くに美味しいお店
あるから行こうー♪」

1人ではしゃぐ
れいくんに
あたしまで笑顔になったんだ。


事務所近くにある
イタリアンに連れて行ってくれた。

平日なのに
若者たちで賑わっていた。

入口から少し離れた
角の席に案内され
そこに向かい合わせで
座った。


「突然ごめんね。
俺さ寝れなくて(笑)
お腹空いたし1人で
ご飯食べるなら
るいちゃんも一緒に
って思ってさ」

そう言いながら
れいくんは微笑みかけた。

「突然でほんとびっくり
しました(笑)
他の子呼べばいいのに(笑)
あたしとそんなに話したこと
ないじゃないですか!(笑)」


そう言うと


「他の子じゃダメなの。
るいちゃんと仲良くなり
たいんだから♪」
少し真面目な顔でそう言う
れいくんに、ビックリして
しまった。


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