恋音
「はぁーい!!みんな、ちゅうもぉーく★団長様がおまちです♪」

「そーだぞっ!!お前ら、遅すぎっから!!」

ドキン…。

この声…。

あたしが大好きだった、あの声。

大空翔先輩の声だった。

「俺が黄組の団長の、大空翔です♪まぢで勝ちに行くぞ!!」

「へぇー!!まぢカッコいいのな。先輩」

「たりめーじゃん☆」

どうしよう、どうしよう、どうしよう…。

先輩が近くにいるだけで、それだけでドキドキしてしまうなんて。

「先輩まぢヤバいですって!これ女の子100%惚れますよ?」

「それ以前に、俺モテんだぜ?お前と違ってな♪」

「いーんですよ、俺は一人の女にモテれば」

「は?まじで?お前彼女いんの?」

耕輔ッ!!
< 145 / 167 >

この作品をシェア

pagetop