恋音
先輩の顔だった。

皆の顔が見える。

はっきり見えたのは、先輩だけで。

苦しい。

苦しい。

助けて…。

誰か…。

でもその誰かを決めなければならないのはあたしで。

決められないから苦しくて。

永遠のループでさまよっていた。

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