恋音
「あのね。あれは見回りして、夜遅くなったからって送ってくれたの!あたしの世話係、先輩だから…。責任感じたみたいで…。」

「…そっか!そうだよね!!さやかそんなことする子じゃないって思ってたんだけどね。麻姫ちゃんが言うから…あっ!」

「やっぱり、麻姫に言われたの?」

「うん…疑ってごめんね?」

「全然!いいよっ☆」


全然いいよって言った。

本当は全然よくない。



麻姫…。

麻姫…。

麻姫…。

麻姫!!
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