恋音
みんなの想い
あれから何日かたった。


どんなに時間がたっても、あのときの先輩の顔が忘れられなかった。


麻姫はあれから毎日先輩と登下校。


先輩は苦笑いしているようだった。


姫はあれから一度も学校に来なかった。


もともと嫌われていた姫。


みんな、姫が来なくなって喜んでいるようだ。


先輩とは、普通に話せていたのに、もう……笑って話せない。


もう、元には戻れない。
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