恋音
「ほんとにそれだけ…?」

「えっ」


先輩が近づいてくる。

目の前がぼんやりしてくる。

先輩が、うにゃうにゃ動いてる…!?


あ、何か変な感じ――――――。



うっすら聞こえる声。

えへへ。先輩の声だ!!

そういえばここどこかな?

ムクッと起きて辺りを見回す。

その瞬間、シャッとカーテンが開いた。


「あ、さやか!起きてたのか!?」

「あ、はい…」


起きたのか…!?
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