ドンマイ
私はペンダントを差し出した。

「お願い・・・やめて・・・」


『これって・・・ペンダントさがしてくれたの・・・?』


「うん・・・」


下を向いて何もいわない晴田。

もしかして分かってくれたのかな?

『ひ・・・はははははは!もう遅いよ!』

「え・・・?」

「警察だー!」

大きな叫び声とともに入ってきたのは澤田。

「騒ぎを聞きつけてやってきたんだが・・・うわぁぁ!晴田加奈子!?」


しりもちをついてる刑事。

当然だろう。

死んだ人間が目の前にいるのだから。

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