ドンマイ
カシャンッ

私の手からペンダントが抜け落ち、破片が少し飛んだ。

『ぎゃっ』

まさか・・・

私はボールペンで勢いよくペンダントを突き刺した。

『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!なんでわかったぁぁぁぁ!』

晴田の目が暗号の紙で止まった。

『あいつーーーーー!あいつあいつあいつ!あいつー!』

古い石造のようにぼろぼろと崩れる晴田。

私と刑事はそれを呆然と見つめていた。

< 32 / 36 >

この作品をシェア

pagetop