ドンマイ
「ひぃっ!」

皆の心は砕け散ったかのように

壊れていた。

ガラッ

先生が入って来た。
「み…皆午後の授業は中止だ。

各自準備をして解散だ。さようなら!!」


皆ゴソゴソ準備を始めてる。

私と真美は顔を合わせ渋々と準備をして帰った。


帰り道でしばらくの沈黙の中

真美が話を切り出した。

「なんかっ凄い事になっちゃったねぇ!」


わざと明るく話す真美。

「何で真美はそんな明るくいられるの…? 私怖いよ…」


ヒックとしゃっくりをしながら座り込んで泣き崩れた。



「私だって怖いよ…」
真美の瞳にも涙が浮かんでる。

誰だって怖いだろう。
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