何も出来なくて~七夕物語~
〈14歳〉
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆
「織り姫さん。あなたはもう14歳でしょう。
一桁の子どもじゃあるまいし、
無効になる願い事をするなんて、勿体ないことを!
いいですか、もうすぐ七夕ですけど、今年は気をつけるんですよ!」
「イヤです。先生。私の願いは去年と同じです。
それにクラスのみんな! 一生のお願い!今年の願い事を私にちょうだい! 」
「…そんなことをしたって、どんなに束で願ったところで、
牽牛くんを助けることはできませんよ。
生死に関する願いは叶わないと、
研究者たちが立証しています。
病や怪我も、生死に関する願いと見なされます。
無駄なことに皆を巻き込むのはおやめなさい。」
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「織り姫さん。あなたはもう14歳でしょう。
一桁の子どもじゃあるまいし、
無効になる願い事をするなんて、勿体ないことを!
いいですか、もうすぐ七夕ですけど、今年は気をつけるんですよ!」
「イヤです。先生。私の願いは去年と同じです。
それにクラスのみんな! 一生のお願い!今年の願い事を私にちょうだい! 」
「…そんなことをしたって、どんなに束で願ったところで、
牽牛くんを助けることはできませんよ。
生死に関する願いは叶わないと、
研究者たちが立証しています。
病や怪我も、生死に関する願いと見なされます。
無駄なことに皆を巻き込むのはおやめなさい。」
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