何も出来なくて~七夕物語~
〈11歳〉
☆━━━…‥・
「渡し守のにーちゃーん。私を向こう岸に運んでよう。
あれっ!今日はおっちゃんになってる!」
「や、やあ。いつもの奴は七夕祭りの準備で忙しいからね。」
「そっか。あのにーちゃん、私がいくら頼んでも、天の川の向こう
に行かせてくれないの。おっちゃんなら、私を運んでくれる?」
「一年間頼み続けているというのは君か。悪いが、それは無理だね。」
☆━━━…‥・
「渡し守のにーちゃーん。私を向こう岸に運んでよう。
あれっ!今日はおっちゃんになってる!」
「や、やあ。いつもの奴は七夕祭りの準備で忙しいからね。」
「そっか。あのにーちゃん、私がいくら頼んでも、天の川の向こう
に行かせてくれないの。おっちゃんなら、私を運んでくれる?」
「一年間頼み続けているというのは君か。悪いが、それは無理だね。」
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