極道の男につかまって
怒りが込み上げてきた


思いっきり、殴って、蹴った



そのあと、愛菜は、俺の胸の中で静かに泣いた


無性に、守りてぇ気持ちになった


そのあと、あんなに無表情だった愛菜が笑って



「ありがとう」


そう言ってくれた


胸が、熱くなった



こいつはなにがあっても、絶対、離したくねぇと思った



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