極道の男につかまって


「だから、アンタだけは絶対に許せない・・・」



すごく低い声で言ってきた



「なっ・・・なんで!? いくらなんでも、私一応 お母さんの娘なんだよ!?」



「あんたのことなんか、一度も娘と思ったことないわ  


それに、店のお客さんとシちゃって、偶然アンタができちゃったんだもん、最初からいらなかったのよね」


最初から・・・・・いらない・・・・・



私は、いらない存在なんだ・・・・・


・・・・・・いらない・・・・・


私の頭の中で、鳴り響いた
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