大人限定の恋

「藤井君と。

そろそろ仲悪くなって別れちゃった頃じゃないかな?って思って」


「…どういうことですか?」


「あんまり詳しいことは言えないけどさぁ?

勘の良い君なら、少し考えれば分かるんじゃい?」


社長はそう言いながら立ち上がり、

私の目の前に来た。

そして私の顎をすっと触りながら、

「俺が君のこと、どう思ってるか知ってるんでしょ?」

そう言った。
< 373 / 393 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop