青い残光【完】









わたしがマネージャーを引退するまでに、梅さんを見に行けたのはたった1回だった。








たまに部活の一環で、Jリーグの試合を見に行く時がある。
プロを見るのも練習の一つ。それが顧問の須賀先生の持論だった。






その時に、わたしが梅さんの所属するチームの試合を見に行ってはどうかと提案したのだった。








先輩や同級生はアッサリと賛成した。

後輩は梅さんのことを知らなかったけれど、部活の先輩だということを告げると皆興味を持った。









マネージャーの後輩たちと梅さんへの横断幕を作って試合を観戦することとなった。






わたしは、楽しみで楽しみでならなかった。











彼が入団したのは、学校から近くの企業だった。
企業の敷地の近くにグラウンドを持ち、普段のサッカー部の練習やリーグ戦はそこで行われる。





学校から20分くらいで着くのもあって、移動も含めとても楽だった。












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