青い残光【完】
そうなると、困る。
………わたしが。
いくら梅さんのためでも、学生の分際で何回も高い旅費で九州までは行けそうにない。
だけれど、現状を考えると……彼が九州に残る可能性は高いと予想している。
わたしは噂で賑わう移籍情報サイトを食い入るように見つめたけれど、「梅田」の文字はどこにもなかった。
わたしはため息を天井に向かい、大きく吐き出した。
……嫌だな…。
せめて、彼の笑顔が見れる場所にいたい…。
だけれど、一週間後………
思わぬ方向に自体は進展した。
いつものようにホームページを見ている手が止まった。
「えっ。」
思わず目を疑った。