空の上の君へ。
「ただいまー」

相変わらず返事はない。
誰もいない家に“ただいま”なんて
ほんとバカみたい。

テーブルの上を見ると2000円が置いてあった。
あいつはまた男と遊びにいったらしい。
母親なのにこんなんでいいのかよ。
そう思いながら鼻で笑い自分の部屋に向かった。

部屋に行き友達の舞に電話をする。

「もしもしぃ?」

相変わらずのおっとりした返事。

「もしもし舞?
 今からたくみと呑もーってことになったんだ けど舞も行・・・」

「舞もいくーーーーーーっ!!」

「相変わらず元気だなー舞は笑
 じゃあ準備したらうちん家おいで」

「わかったー♪」

電話を切り充電する。
その間に化粧を済ませ私服に着替える。

ピンポーン。

しばらくしてインターホンが鳴り玄関を開ける。

「やっほー♪来たよんっ♪」

「舞早いねー笑」

「今準備できるから少し待っててね!」

急いでバックに物をつめる。

「よしっ!おっけ!行こっ♪」

準備をし終え私と舞は
たくみの待つ、いつもの公園へ向かった。
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