少女は会長様♡
look朱鳥

さて。


なんで取り囲まれてるのかな?



なんかしたっけなぁ?


「ちょっと寺本さん。あんた、りあ様とのメアド交換を断ったってホント?」


「うん。メモリーいっぱいだったし」



どうやらこいつらはりあのとりまきのようだ。



りあ様ってなんだよ。
あの子は神様かなんかか?

とは言えず、りあに返したことと同じことを言った。



「はぁ?メモリーがいっぱいだった?そんなもん誰かを削除すればいいだけでしょ?」


「そーよ‼︎りあ様のメアド断るとか最低」



口々に言われて頭痛いな。

ピーチクパーチクうっさいなぁ。

「私達なんてメアド交換なんてしたくてもできないのに」

「そーよ!断られたのよ?なのにあんたは‼︎」



なにか。
こいつらは自分達はメアド交換をしてもらえないのに、
私が交換しようと言われたことが気に入らないのか。


しかもそれを断ったから私を取り囲んでいるのか。



まったく子供かよ。



イライラする。
さっさと終わらせよ。


「は、消せ?ふざけるなよ。みんな大事な人だ。
よく知りもしない人のために消せるわけねーだろ」



殺気をこめて相手を睨みつける。



「なっ、なによ。りあ様のお誘いなのよ?それを断るなんて!」


あ"ーーーもぅ!
んなこと知るかよ!



いい加減キレそう。

あー、キレてもいいかな?今は誰も止めないし。いいよね?



よしキレよう。




キレるまで3秒前!



さん!にぃ!いち‼︎


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