少女は会長様♡
〜数分後〜


「ない」



なぜか名前が見つからない。



見落としたのかと思って、1組から15組まで見直すこと、はや3回を繰り返した。



しかし、何度見直しても見つからないのだ。


(……どう言うこと?まさか忘れらせてる?いやいや、こんな事あるわけない。一応、特待生だし?でも、何回見ても無いし)



1人でもんもんと考えていたら、トントンっと肩を叩かれた。


肩越しに視線をやると、


「おはよう、朱鳥」



そう言って、爽やかな笑顔を浮かべる男子生徒がいた。
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