少女は会長様♡
2節
何かに引っ張られたようだった。
急に浮上した意識。
「……夢?」
嫌な夢だ。
ドクドクと疾走している心臓。
冷たくなった手の先。
時計を見るとあれから3時間がたっていた。
(起こしてって言ったのに)
1時間で起こしてくれたら、悪夢は見なかったかもしれない。
そう思った。
だが、すぐにその考えを打ち消す。
朱鳥のように強い霊力を持ったものは、夢を見せられることがある。
いってしまえば、「夢」と言うともが意思を持って朱鳥に悪夢を見せたことになる。
悪夢は大抵、警告だ。
これから、なにかが起こる。
急に浮上した意識。
「……夢?」
嫌な夢だ。
ドクドクと疾走している心臓。
冷たくなった手の先。
時計を見るとあれから3時間がたっていた。
(起こしてって言ったのに)
1時間で起こしてくれたら、悪夢は見なかったかもしれない。
そう思った。
だが、すぐにその考えを打ち消す。
朱鳥のように強い霊力を持ったものは、夢を見せられることがある。
いってしまえば、「夢」と言うともが意思を持って朱鳥に悪夢を見せたことになる。
悪夢は大抵、警告だ。
これから、なにかが起こる。